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2026年度末に紙の手形・小切手が廃止されます!
最近のデジタル化の流れの中で、なんと2026年度末をもって紙の手形と小切手が廃止されることが決まりました。今後は電子的な決済手段への移行が推奨されています。今回は、この移行に向けて知っておくべきことや、どう準備すればよいかを詳しくお話しします!
重要な日程をチェック!
- 2025年9月末
多くの金融機関で手形・小切手帳の発行受付が終了しました。
- 2026年9月末
手形・小切手の最終振出期限です。これ以降の発行は無効となります。
- 2027年3月末
電子交換所が廃止され、手形・小切手の取立て受付も停止します。
- 2027年4月以降
手形と小切手は完全に使えなくなるわけではありませんが、電子交換所を介せなくなり、各金融機関が郵送などによる相対決済を行うことになります。また、取引停止処分制度も利用できなくなるため、信用力も影響を受ける可能性があります。
どのように準備する?
1.現状把握
まず、手形や小切手を利用している取引先があるか確認し、取引先への支払いや受取方法を見直しましょう。
2.代替手段の準備
手形は電子記録債権(でんさい等)に、そして小切手はインターネットバンキングでの振込に切り替えるのがオススメです。金融機関に相談すれば、スムーズに移行できるでしょう。
3.取引先との調整
手形や小切手での支払いがある場合、取引先と話し合って条件の変更や契約の更新を行いましょう。相手にも新しい方法に対応してもらえるよう、今から計画を立てることが肝心です。
4.社内の体制整備・教育
新しい決済手段やルールについて、社内でしっかり周知徹底していきましょう。
紙の小切手や手形が廃止されるのは時代の流れですが、しっかり準備をすることで影響を最小限にとどめることができます。早めの行動がカギですので、皆さんも今から準備を始めて、新しい決済方法にスムーズに移行していきましょう!